地震は近いうちに必ず来ると言われています。

しかしながら地震を避けることは不可能です。

最近は防災という言葉と共に、減災という言葉も耳にするようになりました。

今回は、防災ボラネット守山の皆様をお招きし、

減災に欠かせない家具固定、ガラス飛散防止フィルムを貼る手順を学ぶ為の講習会が行われました。

前半は代表の鷲見さんより減災知識の講義を受けました。

ウサギちゃんの部屋を震度7まで揺らし、家具の動き方を固定具有り無しで比較、固定具の重要性を確認しました。

実際に使われている固定具の展示もあり、イメージが沸きます。

お話の間にも防災ボラネット守山の皆様は、サクサクと実施に使う準備をされていきます。

さぁ後半は、お待ちかねの実施の時間です。

この下の緑色の棒は、間柱(壁の後ろの木材の柱)があるかを確認する物です。

押して刺されば木材が下にある=釘を刺せる場所と判断できます。

こちらは一つ進化した間柱センサー。ゆっくりスライドさせて木材を感知すると赤く光ります。

赤く光ったところにテープで印を打てば、テープとテープの間には間柱があり、

その真ん中に金具を留めないといけないと一目瞭然です。

家具が下の方にあったり、隙間を空けたい場合は2x4などの木材を間にかまし、厚さ高さを調整します。

釘は木に打ちますので壁の裏が木か知る必要があり、

必要があれば、隙間や高さを調整するために木をかます。下の図のようなイメージになります。

名古屋市:家具転倒防止ボランティアを派遣します。(暮らしの情報)

このMakitaの電動工具。パワフルで一発で釘をギュルギュル打ち込むことができます。

しかしこの見た目・・・なかなか怖いですね。

まず真っ直ぐボルトを打つというところからです。

キリで穴を開け、ボルトヘッドの+を工具の先の+とカッチリと合わせ、後ろの穴が開いている黒いところを押さえ、

脇を締め、人差し指には力を入れずに力を込めてギュルギュルギュルと低い音が鳴ればきちんと打てている。

真っ直ぐ打てた後ろの釘が線上に現れます。す、すごい神業!

ご参加いただいた自治会の皆様も、キリッとした真剣なまなざしで釘を打っていらっしゃいました。

横からの釘打ちはなかなか難しいです。キリで穴をあけて・・・

釘をギュルギュルギュル~

女性だって打てるのです

皆様お見事でした

さてさて、こちらではガラス飛散防止フィルムを貼る実施が行われています。

かわいい窓です・・・

セロテープ。水の入った霧吹き。窓拭きグッズ。ゴムへら。キッチンペーパーそして飛散防止フィルム。

手順に沿って貼ってみます。

きれいにした窓にお水をシュッシュッとかけます。

フィルムを剥がすときにはフィルムのコーナーの表と裏にセロテープを貼り引っ張るときれいに剥がれます。

ベタベタしている方が窓ガラスに貼る方で、指紋が付かないように気をつけます。

シートにも霧吹きで水をかけます。

貼るときは、二人ぐらいで共同作業した方がやりやすい。

気泡や水を外に出すために、1cm程窓のサイズより小さくフィルムを切るとよい。

真ん中から、上、左右、下のように放射線状にはけを動かし気泡や水を抜く。

こちらも真剣勝負です

 

阪神・淡路大震災では、お亡くなりになられた方々の80%以上が家屋の倒壊や家具等の転倒による圧迫死でした。

自分の命、安全を守る為に家具や家電製品の固定は必要不可欠になります。

三ツ池地区自治会の皆様におかれまして、70歳以上の方、お体の不自由な方で家具固定等のお手伝いが必要な方は、三ツ池市民館(三ツ池コミュニティ自主防災会)までご連絡ください。