防災テントは、災害や震災の発生時に、避難所や集会所に無くてはならない存在です。テントの中に簡易ベットを置き「臨時の病床」として使用したり、椅子やテーブルを置き「コミュニティスペース」として使用したり、様々な用途で役立ちます。
三ツ池コミュニティでも所有しており、三ツ池小学校体育館の隣にある防災資機材倉庫の中に保管しています。 防災資機材倉庫の鍵は、三ツ池市民館。三ツ池小学校。各自治会が所持しています。
向かって右下にあるロープでくくられた大きな段ボール(グランドシート・幕体・マニュアルが入っている)と中くらいの段ボール(杭やポンプやロープが入っている)の2つです。かなり重いので同倉庫内台車を組み立て運搬します。
台車の組み立て:
①広げる ②前網(青色)はめる ③引っ張るところをネジで繋げる ④物を載せたら後網はめる
テントを張る場所は平らな杭が打ち込める場所、縦8M横12Mは必要です。(テントサイズ縦5MX6M)
大きな箱には、緑のグランドシート、白い幕体とマニュアルが入っています。
①緑のグランドシートを敷く作業
このグランドシートの縁には22本の白帯が付いていますので、シートの縁に垂直に放射状に出しておきます。
下の図のイメージです。後で白帯の先のXの所に杭をななめに打ちます。
②支柱位置決め固定作業
グランドシートの短い2辺にはファスナーが付いているので、そこに支柱を埋める位置決めをします。ポンプの口が内側になるようにします。
この支柱を固定するために3本足を出します。
まずピンを引っ張り外し、足を出し横に差し込み固定。
ポンプの口が内側になるようにです。
支柱を固定します。ピンとハンマーは付いています。
③支柱とポンプをつなぐ作業
支柱のキャップとポンプのキャップを外し繋げバルブコックを開く。(ハンドルを上方向へ)
この図はポンプの口が外側にきてしまっていますが、内側になるように支柱を置いてください。
④幕体を張る作業
幕体をグランドシートに載せる。
ひろげる。
左右2本の支柱に幕体を広げてのせ、
幕体の両サイド三角型上部に付いた鳩目に支柱先端を差し込む。
雨よけを支柱にかぶせる → 今回これを忘れてしまい、今回はこんな風になってしまいました。
⑤グランドシートの白帯の先にアングル杭をななめに打ち込む作業
4つ角に付いている白帯は45度ずつ動かし杭を打つ。
⑥ポンプで空気を支柱に送り支柱を上げる作業
手動ポンプをかけ声をかけ合い押す。支柱は上昇しますが、上がりきっても5~6回押し続け空気圧を高める。
終わったらバルブコックを閉じ(ハンドルを横向き)ホースを外す。
バルブ入り口は土が付かないようにすぐキャップをしめましょう。
(土が付くと故障の原因になってしまいます。)
⑦幕体をひろげながらロープを杭に固定する作業
風の抵抗があるのでテントのチャックは閉めておきます。
順番は A← →B、C← →D、E← →Fとバランスよく張っていく。
杭は斜めに打っています。
ロープの張りの微調整。
白帯の先に杭を打つと美しい。
天井がたわんでます。
両方から引っ張り微調整。
バランスが良くなります。
こちら側は白帯の先に杭を打たなかった為、入口の雨よけがめくれ上がりました。
こちら側は白帯の先に杭を打ったので雨よけがキチンと張れています。
⑧幕体とグランドシートをバックルで接続する作業
テントに入ります。靴は脱ぎます。
バックルで接続しながら白帯をグランドシートの下にしまっていきます。
⑨幕体の外側周囲のテープにピンを打つ作業
⑩完成
今回、白帯いれるのも忘れています。
子供が3人走り回るほど大きいスペースです。
⑪片付け
ポンプを下に下げて収納するには中に入っている空気を抜く必要があるため、
バルブを鉛筆等で押し空気を出しながらポンプのおし手を下に下ろす。
必ず杭を抜き頂点をつまみ半分に折る。
白帯を中に入れ、中心を軸にサイドを真ん中軸に入れる畳み方をします。
空気を出しながら小さくします。
グランドシートはぞうきんできれいに拭いてから収納したい。
最初にあった防災資機材倉庫へ収納しました。
私達三ツ池コミュニティ自主防災会では、12月5日(土)10時から三ツ池小学校グランドにて、東海市地域防災リーダー養成講座受講生へ防災テント張りを披露致します。一般の方も見学可能ですので是非お立ち寄り下さい。
詳細は三ツ池市民館・自主防災会まで。